1Rや1K、6〜8畳ほどの小さな部屋で生活していると、 「圧迫感がある…」「家具が多くて動きにくい…」と感じることはありませんか?
実は、小さな部屋を快適にするために大切なのは、 “家具の置き方=レイアウト” です。 同じ広さの部屋でも、レイアウト次第で見た目の広さも使いやすさも大きく変わります。
この記事では、初心者の方でもすぐ真似できる 「広く見える家具レイアウトのコツ」 をやさしく解説します。 あなたの部屋に合った配置を見つけて、暮らしをもっと快適にしましょう。
小さな部屋でやりがちなNGレイアウト
① 入り口付近に大型家具を置いてしまう

玄関から部屋に入ったとき、すぐ目の前に背の高い家具があると 圧迫感が強くなり、部屋が狭く見えてしまいます。
特にNGな配置は次の2つ:
- 入り口近くに大きな棚を置く
- 入口の動線をふさぐソファやテーブルを置く
入口周りは“第一印象”を左右するため、 なるべく物を置かずスッキリ見せるのがおすすめです。
② 部屋の中央に家具を置きすぎる
小さな部屋では、中央に家具を置くと 動線が分断され、散らかりやすい原因になります。
特に以下のようなレイアウトは注意が必要です:
- ソファとテーブルを中央にセットで置く
- こたつやローテーブルが常に真ん中にある
- 床に物が集まりやすいレイアウト
中央は“抜け道”として広く空けておくと、 部屋全体がすっきり見えます。
③ 家具の高さがバラバラで統一感がない
背の高い家具と低い家具が混在していると、 視線が分散してごちゃこちゃした印象になります。
特に、 「低い家具 → 高い家具 → 低い家具」 という高さが交互になる状態は避けたいところです。
なるべく、高さの流れを揃えることで 落ち着いた空間がつくれます。
広く見せる家具レイアウトの基本
① 入口から部屋の奥が“まっすぐ見える”ようにする

部屋に入った瞬間の視界を遮らないレイアウトは、 小さな部屋でも広く見えるポイントです。
- 入口付近には低めの家具を置く
- 高さのある収納は壁際にまとめる
- 背の高い棚は部屋の“奥側”に配置
視界が抜けると、同じ広さでも開放的に感じられます。
② 動線を優先して家具を配置する

家具を置くときは、まず 「歩く道」を基準に決める ことが大切です。
考えるべき動線は3つ。
- 入口 → ベッド
- ベッド → テーブル/デスク
- ベッド → クローゼット/収納
これらがスムーズに歩けるだけで、 部屋が散らかりにくく、使いやすくなります。
③ 高い家具は“部屋の奥側”にまとめる

奥行きの遠い場所に背の高い家具を置くと、 入口から部屋を見たときに視界が広がり、圧迫感が減ります。
おすすめは以下の配置です:
- 高さのある本棚 → 部屋の奥
- ハンガーラック → 奥の壁側
- 衣装ケース → 入口から見えにくい位置
“手前は低く、奥は高く” の順番で配置すると 視線の流れが整い、広く見えるレイアウトになります。
ワンルーム・1Kのレイアウト例(文章で図解)
① ベッドを部屋の奥に置くパターン
最もバランスの良い配置で、部屋が広く見えやすい形です。
・入口 → テーブル → ベッド の順番になると、視界が奥まで抜けてスッキリします。
- テーブルは壁側に寄せる
- ベッド脇に簡易ワゴンを置いて収納確保
- テレビはベッドの斜め前に置くと動線を妨げにくい
② テーブルを部屋の中央に置かないパターン
テーブルを壁に寄せることで、動線が広がり、 部屋が散らかりにくくなります。
中央に物がないレイアウトは、 “抜け感” が生まれて広く見えます。
③ 収納は“1カ所にまとめる”のがポイント
小さな部屋の収納は、散らばらせずに 1カ所にまとめる方がスッキリ見えます。
- 棚・ケース・ハンガーラックを1面の壁側に寄せる
- 収納ケースは同じ高さと色でそろえると統一感UP
- 余裕があればカーテンや扉で目隠しもOK
「収納を点々と置く」より「まとめる」方が 圧迫感が少なく、掃除もしやすくなります。
家具を減らさずに“広く見せる”テクニック
① 色をそろえて“統一感”を出す
家具の色を「白・木目・グレー」など2〜3色にまとめると、 視界が整って広く感じます。
② 下が空いている家具を選ぶ
脚付きのベッドやソファは、床が見えるため 部屋が広く見える効果があります。
③ 鏡を使って奥行きを出す
全身鏡や大きめのミラーは、部屋を明るく見せ、 奥行きがあるように感じられます。
まとめ|小さな部屋でも“配置”で快適さは変わる
- 入口付近に大きい家具を置かない
- 部屋の中央を空けると広く感じる
- 動線に沿って家具を配置すると散らかりにくい
- 高い家具は部屋の奥にまとめる
- 家具の色や高さをそろえるとスッキリ見える
小さな部屋ほど、家具の置き方の影響が大きくなります。 無理のない範囲で配置を見直していくことで、 “広く見える・使いやすい部屋”に近づきますよ。

