「気づけば“とりあえず置き”が増えて部屋がごちゃごちゃ…」「片付けたいのに、物が散らかって見えてやる気が出ない…」そんな悩みはありませんか？
じつは、片付けが苦手な人の多くがついやってしまうのが“とりあえず置き”です。
これは性格の問題ではなく、『物の帰る場所＝定位置がまだ決まっていない』ことが原因。
この記事では、とりあえず置きを完全になくし、自然と片付く部屋を作る方法をわかりやすく紹介します。
とりあえず置きが起こる理由
まずは、とりあえず置きが増えてしまう理由を知ることが大切です。
① 置き場所が決まっていない
どこに置けばいいかわからない → とりあえず近くに置くこの流れが散らかりの第1歩です。
② 戻すまでの「手間」が多い
ふたを開ける → 引き出しを2段あける → 奥の方にしまう
これでは面倒で続きません。
③ 動線から遠い場所に収納している
使う場所から離れた収納だと、「あとで片付けよ」と置きっぱなしになりやすいです。
とりあえず置きを防ぐための“5つの基本”
① ものの「定位置」を決める
定位置が決まるだけで、とりあえず置きは激減します。
ポイント：
- よく使う物から優先的に決める
- 使う場所の近くに置く
- 複数の場所に分散させない
定位置は“迷わず戻せる”ことが目的です。
② 二軍・一軍を分ける
毎日使うもの（一軍）／週に1〜2回使うもの（二軍）
この2つを分けると、収納しやすい位置が自然に決まります。
例：
- 毎日使うメイク用品 → ワゴンの一番上
- たまに使う道具 → 下段 or 棚の奥
一軍の物ほど動線に近く、取りやすい位置へ。
③ ワンアクション収納をつくる
とりあえず置きと戦う最強ツールがワンアクション収納。
・ふたを開けない
・引き出しを1回だけ
・そのままポンと置ける
この収納があると、戻すのがラクになり習慣化しやすいです。
④ 動線上に“仮置き場”を作る
完全にゼロにする必要はありません。むしろ、無理にゼロにすると続かなくなります。
そこでおすすめなのが、一時置きのボックスを1つだけ作ること。
ソファ横や玄関付近など、散らかりやすい場所に「小さめのかご」を置くだけでOK。
・一時的に置く
・その日の終わりに戻す
これだけで散らかり具合が大幅に変わります。
⑤ 1日1回の“リセット習慣”を作る
寝る前に1〜2分だけ、仮置き場 → 定位置に戻すだけの習慣です。
コツ：
- 全部を片付けようとしない
- リセットする場所は1か所でOK
- 完璧を目指さない
短い時間でも続けることで、散らかりにくい部屋になります。
すぐ実践できる！場所別“とりあえず置き対策”
● 玄関の「置きっぱなし」対策
- 鍵 → トレイ or 壁フック
- エコバッグ → 玄関収納の近く
- 郵便物 → 小さなトレーにまとめる
● リビングの散らかり対策
- リモコン → テーブル横トレー
- 文房具 → ワンアクション引き出し
- ケア用品 → 小さなボックスにまとめる
● キッチンの“出しっぱなし”対策
- 調味料 → コンロ横のラック
- ふきん → 手前に掛ける収納
- 郵便物 → キッチンカウンターに仮置き場
● デスク周りの対策
- 筆記用具 → 浅い引き出し
- ガジェット類 → 仕切りケース
- メモ類 → クリアトレーにまとめる
とりあえず置きをやめるための“考え方”
完璧を目指さない
片付けは完璧を目指すほど続きません。「とりあえず置きが減ったらOK」くらいがちょうどいいです。
物を減らしすぎない
ミニマリストになる必要はありません。ただ、物が多いほど解決は難しくなります。
ビフォーアフターで見る変化
Before
- 帰宅後、バッグや荷物をソファに置く
- 郵便物がテーブルにたまりがち
- 小物が床や棚に散乱
After
- 玄関にバッグの定位置ができ、置きっぱなしが消える
- 郵便物は一時置きトレーにまとまりスッキリ
- ワンアクション収納で小物が自然と片付く
まとめ｜“とりあえず置き”をなくせば部屋は驚くほど変わる
- とりあえず置きは“定位置がないこと”が原因
- 動線に合わせた定位置づくりが効果的
- ワンアクション収納は散らかり防止の最強ツール
- 仮置き場はあえて1つだけ作る
- 1日1回のミニリセットでキレイが続く
部屋が片付くかどうかは、あなたの性格ではなく「仕組み」
