「気づいたら同じ食材を買っていた…」 「奥のほうで調味料が眠っていた…」 「何がどこにあるか分からなくて料理がしにくい…」
そんな経験はありませんか?
冷蔵庫は、キッチンの中でも物が増えやすく、 気を抜くとすぐにごちゃついてしまう場所です。 でも大丈夫。冷蔵庫の収納には “見える化・まとめる・動線に合わせる” という3つのポイントを押さえるだけで、驚くほど使いやすくなります。
この記事では、今日からできる冷蔵庫の収納方法を 初心者さんにも分かりやすく 紹介します。
まずは冷蔵庫が散らかる理由を知ろう

冷蔵庫は、「見えづらい・奥行きが深い・物が多い」という特徴があり、 散らかりやすい条件が揃っています。
冷蔵庫が使いにくくなる理由
- 同じ食材を重ねて収納してしまう
- 奥が深くて見えないまま放置される
- 使う場所に合わない収納配置になっている
- ストック量が把握しづらい
まずは、この“よくある原因”を解消していきましょう。
① まずは“全体の見える化”から始める

冷蔵庫収納の基本は 「見える化」。 何がどこにあるか分かると、ムダ買い・使い忘れが自然と減ります。
● 中身を一度リセットする
- 賞味期限が近いものを手前に集める
- 同じ種類をまとめて並べる
- ストックは必要な量に調整
一度中身を見直すだけで、今の冷蔵庫の癖が見えてきます。
② 冷蔵室の“エリア分け”で使いやすさが倍増

冷蔵庫は、エリアごとに役割が違います。 まずは位置ごとの特徴を押さえましょう。
● 上段:高さがあり、見渡しやすい位置
ここは「使用頻度が低い物」に向いています。
- 調味料ストック
- 飲み物の予備
- 作り置きの容器(ストック用)
奥行きが深い場合は、トレーや浅めケースで“並べて見える”収納にします。
● 中段:最も使いやすい“ゴールデンゾーン”
ここは「一番よく使う食材」を入れる場所です。
- 朝食セット(パン・ヨーグルトなど)
- よく使う調味料
- 料理で使うメイン食材
取り出しやすい場所なので、生活スタイルに合わせて配置すると効率が上がります。
● 下段:スペースが広めで、見づらいことも多い
ここには「大きめの食材」や「重さのあるもの」をまとめるのがおすすめ。
- 鍋ごと入れる料理
- 大きめの食品パック
- 飲み物やストック容器
ケースを使って仕切ると、奥行きを有効に使えます。
③ 冷蔵庫収納のカギは“ケースを揃えること”

冷蔵庫はケースを使うだけで、 「どこに何があるか」 が一目でわかります。
● ケースは“同じシリーズ”で揃える
サイズが揃っていると、 並べたときにスキマができず スペースを最大限使えます。
- 取っ手付き収納ケース → 引き出しのように使える
- 浅めのケース → 上段にぴったり
- 透明ケース → 中身が見えてムダが減る
● トレーを使って“ジャンル別収納”にする
- 朝食セットトレー
- 調味料セットトレー
- 野菜ストックトレー
取り出すときは丸ごと引き出すだけ。 料理中の動線がスムーズになります。
④ ドアポケットは“毎日使う調味料専用エリア”にする
ドアポケットは開閉のたびに動くため、 「よく使うものだけ」 を入れるのが正解です。
- よく使う液体調味料
- 飲み物
- ドレッシング類
細かい調味料は、ドアポケットではなく 中段のケースにまとめたほうが安定します。
⑤ 野菜室は“立てて収納”すると長持ち&見やすい
野菜室は深さがあり、 つい重ねてしまいがちな場所です。
立てる収納 にすると一気に見やすくなります。
- 根菜 → 立てて並べる
- 葉物 → 袋のまま立てる
- 細かい野菜 → 小分けケースにまとめる
袋にざっくり入れたままでもOK。 種類別にまとめるだけで管理がラクになります。
⑥ 冷凍室は“フラット収納”が使いやすい
冷凍室は重ねすぎると、 下の食材が見えずに使わなくなりがち。
● 平たく収納するのがコツ
- 食材はなるべく薄く・平たくする
- 種類別にケースで分ける
- 同じ形の保存容器を使うと揃いやすい
ケースで分けるだけでも、 冷凍庫の“迷子食材”が激減します。
⑦ ストック管理は「見える+絞る」が最強
冷蔵庫のストックが増えすぎると、 収納も管理も難しくなります。
● ストックの量は“見える範囲”にする
- 必要量だけをケースに入れる
- ストックは1ケースにまとめる
- 溢れたら買わないルールにする
ケースごと把握できるので、 買いすぎ防止に役立ちます。
⑧ 週1回の“5分リセット”で冷蔵庫はずっと整う
冷蔵庫は一度整っても、日常使いで崩れやすい場所。 でも、週に1回たった5分でOKです。
- 手前の食材をチェック
- ケースをサッと戻す
- トレーを少し拭く
これだけで、キレイな状態をキープできます。
ビフォーアフターで分かる冷蔵庫収納の効果
Before
- 食材が重なって見えない
- どこに何があるか迷う
- ストックが把握できない
- 使い忘れが増える
After
- ケースで“見える化”されて管理しやすい
- 用途別トレーで迷わない
- ストックがひと目で分かる
- 料理の動線がスムーズになる
まとめ|冷蔵庫は“見える化・まとめる・動線”で整う
- 中身を見える化するだけでムダ買いが減る
- 上段・中段・下段の役割を分けると整理しやすい
- ケースは同じシリーズで揃えると美しく整う
- ドアポケットは“毎日使うもの専用”にする
- 野菜は立てる収納、冷凍はフラット収納が使いやすい
- 週1の5分リセットで整った状態が続く
冷蔵庫は小さな工夫の積み重ねで、 驚くほど使いやすくなります。 あなたの暮らしに合った収納方法を、ぜひ今日から取り入れてみてくださいね。

