「服は多くないはずなのに、なぜかクローゼットが使いにくい…」 「季節の変わり目になると毎回衣替えが大変…」
そんな悩みを感じていませんか？
実は衣類収納は、 “量を整える” “分類する” “置き場所を決める” この3つを押さえるだけで驚くほど使いやすくなります。
この記事では、無理なく続けられる 衣類収納のコツ・衣替えの流れ・クローゼットの整え方 を、 初心者さんにも分かりやすくまとめました。
まずは衣類収納が散らかる原因を知ろう
衣類収納がうまくいかない理由の多くは、 収納スペースよりも“服の量”にあります。
よくある原因
- 似た服が多い
- たまにしか着ない服をしまいっぱなし
- どこに何をしまうか決まっていない
- 畳む・しまうの手間が大きい
まずは「どんな服を、どれくらい持っているか」を把握することで、 片付けがスムーズになります。
① 衣類の量を整える｜“今着る服”を中心にする
最初にやるべきなのは、 “今の自分に必要な服の量” を知ることです。
● 判断基準はシンプルでOK
- 今年着た服 → そのまま残す
- 一年以上着ていない服 → 保留 or 手放す候補
- サイズ・デザインが合わない服 → 手放す候補
無理に減らす必要はありません。 ただ「この先も着る？」「今の生活に合う？」という視点を持つだけで クローゼットは自然と整っていきます。
② 衣類を“種類別に分類”すると管理しやすくなる
量を整えたら、次にやるのが分類。 衣類は種類別に分けると、とても管理しやすくなります。
● 基本の分類
- トップス（Tシャツ・ブラウス）
- ボトムス（パンツ・スカート）
- アウター
- 部屋着
- 小物（バッグ・帽子・ストール）
種類で分けるだけで「何をどれくらい持っているか」が分かり、 使いやすい収納場所を決めやすくなります。
③ 衣替えは“手間がかからない順番”で進めるのがコツ
衣替えは面倒に感じがちですが、 順番どおりに進めると驚くほどラクになります。
衣替えの流れ
- クローゼットの服を軽く出す
- 季節外の服を分ける
- 今季着る服を中心に収納
- 季節外の服をケースにまとめる
- 上段・奥・押入れにしまう
無理に全部出す必要はありません。 「見える範囲だけ」から始めるのがおすすめです。
④ 収納場所は“使用頻度”で決めると散らからない
衣類収納をラクにしたいなら、 “使う頻度＝収納場所” で決めるのが一番です。
● 毎日使う服 → 取り出しやすい位置
- 目線〜胸の高さ
- 引き出しの上段
● 週に数回使う服 → 中段
部屋着・インナー・軽めの羽織など。
● ほとんど使わない服 → 上段・奥
アウターや季節物は“手が届きにくい場所”でOK。 収納スペースに余白ができます。
⑤ ハンガー収納のコツ｜“かける vs 畳む”を決める
衣類収納を劇的にラクにするポイントは、 “かける服を増やすこと” です。
ハンガー収納は
- 戻しやすい
- シワになりにくい
- 何を持っているか分かりやすい
というメリットがあり、整理が格段にラクになります。
● ハンガーにかけるべき服
- シャツやブラウス
- アウター
- ワンピース
- シワが気になる素材の服
● 畳んで収納する服
- Tシャツ
- ニット
- 部屋着
- スポーツウェア
ニットは伸びやすいので、畳んで下段収納がおすすめです。
⑥ 畳む収納のポイント｜“立てる収納”で見やすくなる
引き出し収納は“立てる収納”にするだけで、 一気に見やすく使いやすくなります。
- Tシャツは薄く畳んで立てる
- レギンスや部屋着もまとめて立てる
- 色で分けると探しやすい
重ねない収納にすることで、 下の服が取りにくいということがなくなります。
⑦ 衣類収納ケースは“同じシリーズ”で揃えると整う
ケースを揃えるだけで、クローゼットが見違えたように整います。
ポイント
- 同じ高さ・同じ色を揃える
- 用途ごとにケースを分ける
- 透明ケースは中身が分かりやすい
特に白・透明はどんな部屋にも馴染みやすく、 使い勝手が良いです。
⑧ 小物は“ジャンル別の小さなケース”で散らからない
衣類とあわせて散らかりやすいのが、 帽子・ストール・下着・ハンカチなどの小物類。
これらは小さめケースで分けるだけで、一気に整います。
- 下着 → 浅めケース
- 靴下 → 仕切りケース
- ストール・手袋 → 布ケース
- バッグ小物 → トレーでまとめる
⑨ 衣類の“循環”を作ると増えすぎない
衣類があふれやすい原因のひとつが、 「入ってくる量 ＞ 出ていく量」 になること。
無理なく続けるためには、 小さな循環の仕組みを作るのがポイントです。
● 1シーズンで“着なかった服ボックス”をつくる
シーズンが終わったら、着なかった服だけをまとめて入れておき、 翌年の衣替えのときに見直すと判断しやすくなります。
● 毎月1回“5分見直し”
5分だけ服を分類する習慣を作ると、衣類が増えすぎません。
● 収納スペースの“7割”を守る
衣類収納は7割を目安にすると、 余白ができて片付けやすくなります。
ビフォーアフターで見る衣類収納の変化
Before
- 服が取り出しにくい
- どこに何をしまったか分からない
- ハンガーがいっぱいで使いにくい
- 小物が混ざってごちゃごちゃ
After
- 必要な量の服だけが残る
- 種類別に分かれて探しやすい
- ハンガー・ケースで統一されたクローゼット
- 小物もジャンル別にスッキリ収納
まとめ｜衣類収納は“量・分類・定位置”で整う
- まずは“必要な服の量”を把握する
- 種類別に分けるだけで収納が決まりやすい
- 衣替えは順番どおりにするとラク
- ハンガー収納を増やすと片付けやすくなる
- 引き出しは“立てる収納”が使いやすい
- 小物は小さなケースでジャンル分け
- 循環の仕組みを作ると服が増えすぎない
衣類収納は、完璧を目指す必要はありません。 あなたが使いやすく、戻しやすい仕組みを作ることが一番大切です。 少しの工夫で、毎日がぐっとラクになりますよ。
