気づけば本棚がいっぱいになっていた…。 読み終わった本や好きで買い集めた本が増えて、 「そろそろ整理しなくちゃ」 と思いながらも、なかなか進まないことはありませんか?
本は思い入れがあるからこそ手放しにくく、 気がつくと部屋のあちこちに積み上がってしまうこともあります。
この記事では、 本を無理なく整理するための考え方・手放す基準・使いやすい収納術 を、 初心者の方でも取り入れやすいようにまとめました。
“本好きだからこそできる片付け方”を、ぜひ気軽に試してみてくださいね。
まずは「今ある本の状態」を知るところから

本の片付けは、量を把握するところからスタートします。
一度すべての本を本棚から出し、 “どんな種類の本があるのか”をざっくり分けてみましょう。
● 分類の例
- 趣味・教養系の本
- ビジネス書
- 小説
- 雑誌
- 技術書
- レシピ本
種類が見えると、 「意外と読まない本が多い」 「同じジャンルが重なっている」 などの気づきが出てきます。
読み終わった本を“手放す基準”

手放したい気持ちはあるけれど、 「いつか読むかも…」 「置いておいたほうが良い気がする」 そんな気持ちが出てきますよね。
そこで、無理なく判断できる “手放すための5つの基準” を紹介します。
① 1年以上開いていない本
読まないまま1年以上過ぎた本は、 今後も読まないことがほとんど。 手放し候補として扱うのがおすすめです。
② 同じ内容の本・似た本を複数持っている
同ジャンルや似た内容の本は、 1冊だけ残せば十分な場合が多いです。 お気に入りの1冊を残して、残りを手放すのも1つの方法です。
③ 完読したけれど読み返す予定がない本
読み終わったときに満足した本は、 今の暮らしに必要かどうかで判断するとスムーズです。
④ 買ったけれど読み進められなかった本
興味が薄れた本は、そのまま置いておくとスペースを取ってしまいます。 今の自分に合っていないなら、手放してOK。
⑤ 古くなって情報が合わない本
特に実用書・専門書は、古くなると内容が合わなくなります。 今の生活に役立つ本だけ残すほうが使いやすい本棚になります。
“どうしても手放せない本”との向き合い方
思い出に残っている本や、好きなシリーズの本は、 無理に手放す必要はありません。
大切なのは、 「残したい本」 と 「今の自分には必要ない本」 を分けること。
● 残してよい本の例
- 何度も読み返したい本
- 心が落ち着くような本
- 自分を支えてくれた本
- 記念として持っておきたい本
無理に減らすのではなく、 “好きな本を大切にできる量”に調整するのが理想です。
本が減ったら“収納の仕組み”を整える

量が整ったら、次は収納です。 散らかりにくい本棚を作るポイントを紹介します。
① 本棚は“7割収納”がベスト
本棚いっぱいに詰めてしまうと、 新しい本をしまうスペースがなくなり、 結局机や棚に積み上がってしまいます。
本棚はあえて“7割”にして、 “空きスペース=ゆとり” を残すのが理想です。
② よく読む本は取りやすい場所に置く
本は取り出しやすい場所にあるほど、 「読もう」という気持ちになりやすくなります。
● 例
- よく読む本 → 目線の高さ
- たまに読む本 → 下段
- 保管しておきたい本 → 上段
使う頻度で場所を変えると、とても管理しやすくなります。
③ ジャンルごとにまとめて並べる
本棚をジャンルでまとめると探しやすく、 見た目にも整った印象になります。
分類例
- 小説・エッセイ
- ビジネス・実用書
- レシピ本
- 趣味の本
- 雑誌
④ 収納ケースも活用するとスッキリ
文庫本や雑誌は収納ケースと組み合わせると、 より整った本棚にできます。
使いやすいケースの例
- 雑誌 → 立てられる収納ケース
- 文庫本 → 横長タイプの薄型ケース
- 季節の本 → フタ付きケースにまとめる
“ケースを揃える”だけで、 本棚全体がスッキリ見えます。
本を循環させる仕組みを作ると片付けが続く

本は、 「入ってくる量」と「出ていく量」 が釣り合うと散らかりにくくなります。
入れっぱなしにしないための“循環の仕組み”を作りましょう。
① 読み終わったら“保留ボックス”へ
読み終わった本はすぐ本棚に戻さず、 “保留ボックス”を作って入れておくと判断しやすくなります。
② 定期的に見直す習慣を作る
月に1回、5分だけでも“保留ボックス”を見直すと、 自然と本棚が整います。
③ 無理なく手放せる方法を決めておく
- 知人に譲る
- 必要な人に送る
- 紙袋にまとめて保管しておく
自分に合った方法を選ぶと続けやすいです。
まとめ|本の片付けは“好きな本を大切にするための作業”
- まずは本の量を把握する
- 手放す基準を決めると悩まない
- 本棚は7割収納が理想
- ジャンルごとにまとめると探しやすい
- 収納ケースを組み合わせるとさらに整う
- 循環の仕組みを作ると本が増えすぎない
本の片付けは、決して“捨てるための作業”ではありません。 あなたの好きな本を大切にできるスペースを整える時間 です。
無理のないペースで、ぜひ今日から始めてみてくださいね。

