「片付けてもすぐに散らかってしまう…」「収納しているのに、なぜか部屋がごちゃついて見える…」そんな悩みはありませんか?
実はその原因、“見せる収納”と“隠す収納”のバランスにあるかもしれません。
収納には、インテリアとして楽しむ“見せる収納”と、生活感を隠す“隠す収納”の2つがあります。この2つを上手に使い分けるだけで、驚くほどスッキリした部屋が作れます。
この記事では、初心者さんでもわかりやすいように、見せる収納・隠す収納の特徴と使い分けのコツを紹介します。
見せる収納と隠す収納の基本を知ろう
● 見せる収納とは?

見せる収納は、あえて物を出して置く収納方法です。お気に入りの小物やインテリアを飾るように楽しめます。
メリット
- 取り出しやすく動線がスムーズ
- お気に入りの物が“インテリア”になる
- 戻す場所がわかりやすく散らかりにくい
デメリット
- 物が多いと雑然として見える
- ホコリがたまりやすい
- 生活感が出やすい
● 隠す収納とは?

隠す収納は、フタ付きケースや引き出しなど、中身を外から見せずに収納する方法です。
メリット
- 生活感が出ないのでスッキリ見える
- ごちゃつきやすい小物をまとめやすい
- 来客があっても安心
デメリット
- 戻す場所がわからないと散らかりやすい
- 収納を詰め込みすぎると使いづらい
どっちにする?判断の基準は“使用頻度”
見せるか隠すか迷ったときは、「どのくらい使う物か?」で決めるのが正解です。
判断ポイントは3つ。
① 毎日使う → 見せる収納
・バッグ ・鍵 ・よく使うケア用品 ・文房具 など、毎日使う物は“見える場所”にあったほうが使いやすいです。
② 週に数回使う → 半分見せる・半分隠す収納
・文房具ストック ・日用品ストック ・コスメの一部 など、よく使う物は取り出しやすさを重視します。
③ たまに使う → 隠す収納
・思い出品 ・季節物のファブリック ・書類や資料 は、扉付き収納・クローゼットの中が最適です。
見せる収納のアイデア

ここでは、見せる収納が“おしゃれに見えるコツ”を紹介します。
① 色と素材をそろえる
見せる収納では、色や素材を揃えると一気に統一感が出ます。
- 白やグレーで揃える
- ナチュラル系なら木製で統一
- モノトーンで大人っぽくまとめる
② 置く物は“3つまで”がスッキリ見える
棚にたくさん置くと散らかって見えます。ポイントは、「3点まで」に抑えること。
- 雑誌
- 植物
- お気に入りの雑貨
このくらいがちょうど良いバランスです。
③ “立てる収納”で見せる
キッチン・洗面所・デスクなどは、立てて収納すると見た目がスッキリします。
- ファイルスタンドで書類を立てる
- カゴにタオルを立てて入れる
- 調味料を並べるトレーを使う
隠す収納のアイデア
隠す収納は、生活感の出やすい物をまとめるのに最適です。
① ケースを“同じシリーズ”で揃える
フタ付きケースや布製ボックスを同じシリーズで揃えると、扉を開けたときの見た目がきれいになります。
色が統一されているだけで、部屋の印象が整って見えます。
② ラベルで“迷わない収納”にする
ラベルを貼ると、収納の中身がひと目でわかります。
- 電池
- 文房具
- 掃除用品
- ケア用品
誰が使っても“戻す場所がわかる”ので散らかりにくくなります。
③ 深めケースは“用途別”に分ける
深めのケースには、カテゴリごとに物をまとめるとごちゃつきにくくなります。
- 季節物の衣類
- タオルストック
- 掃除グッズ
見せる収納と隠す収納を組み合わせると最強

見せる収納と隠す収納は、どちらか一方に偏るのではなく、「組み合わせる」のが一番効果的です。
● 玄関の例
- 見せる → バッグ・鍵の定位置
- 隠す → 靴・お掃除グッズ
● リビングの例
- 見せる → 植物・お気に入りアイテム
- 隠す → 書類・雑多な小物
● デスク周りの例
- 見せる → よく使う文房具・メモ帳
- 隠す → ストック品・ケーブル類
失敗しない収納バランスの作り方
① まず“全部隠す”のはNG
隠す収納ばかりになると、「どこにしまったかわからない…」になりがち。戻すのが面倒になり散らかる原因になります。
② “一軍・二軍・三軍”に分ける
使う頻度で収納場所を決めると散らかりません。
- 一軍(毎日使う)→ 見せる収納
- 二軍(週数回)→ 手の届く隠す収納
- 三軍(ほとんど使わない)→ クローゼットの奥
③ 床に物を置かない
どれだけ収納しても、床に物があると散らかって見えます。「床に置かない習慣」は、収納バランスの土台になります。
まとめ|見せる収納 × 隠す収納でスッキリ暮らす
- 見せる収納は“インテリア”として楽しめる
- 隠す収納は“生活感を隠しながら整える”のに最適
- 使う頻度で収納場所を決めるのがコツ
- 色や素材を揃えると統一感がアップ
- ラベルで迷わない収納が実現
- 両方を組み合わせると暮らしやすさが倍増
見せる収納と隠す収納は、どちらか一方を選ぶものではなく、あなたの暮らしに合わせて“ちょうどいいバランス”を作ることが大切です。
ぜひ今日から、あなたの部屋にぴったりな収納スタイルを試してみてくださいね。

