窓掃除のやり方｜新聞紙やクロスでピカピカに
家の中でも意外と目立つのが、窓の汚れです。外の景色を遮るだけでなく、光の入り方まで変わってしまうため、定期的な掃除が欠かせません。この記事では、窓掃除の基本から新聞紙やクロスを使った裏ワザ、そしてラクに続けられる習慣までを詳しく紹介します。
窓が汚れる原因
窓の汚れは、外側と内側で性質が異なります。外側は雨・風・排気ガス・黄砂などの「外気汚れ」が主な原因です。特に車の多い地域や幹線道路沿いの家では、排気ガスに含まれる油分がガラスに付着し、曇りやすくなります。また、砂や泥の粒子が風に乗って窓に付着することもあり、雨水で流れない場合は斑点状に残ってしまいます。
一方、内側の汚れは「生活汚れ」が中心です。手あか・キッチンの油煙・ホコリなどが付着して、白っぽくくもることがあります。特に冬場は結露が発生しやすく、水滴が乾くとカルキ汚れとして残ることもあります。さらに、湿度が高いとカビが発生しやすく、窓枠やサッシ部分に黒ずみとして目立つこともあります。
このように、汚れの種類を理解しておくと、効果的な掃除方法や使用する道具の選び方がわかりやすくなります。例えば、油汚れや手あかには中性洗剤や新聞紙が効果的で、結露跡や水垢には酢やクエン酸を使った掃除が適しています。
窓掃除の基本手順
掃除の準備
まずは道具をそろえましょう。基本的には以下の5点があれば十分です。 – スプレーボトル（中性洗剤を薄めた水を入れる） – 雑巾またはマイクロファイバークロス – スクイージー（ガラス用の水切り） – 新聞紙（仕上げ用） – バケツ
掃除は「曇りの日」や「朝夕の時間帯」に行うのがベストです。直射日光の下で掃除すると、洗剤や水分がすぐ乾いて拭き跡が残りやすくなります。また、窓の外側は高所作業になる場合があるので、脚立や安全器具を用意して安全に配慮しましょう。
効率的な拭き方
- ほこりを取る：まず乾いた雑巾で表面のホコリを落とします。砂やゴミがついたまま拭くと、ガラスに傷がつく原因になります。
- 洗剤を吹きかける：スプレーで洗剤を全体にまんべんなくかけ、数十秒ほどなじませます。頑固な汚れは少し時間を置くと落ちやすくなります。
- 拭き取りは“縦→横”が基本：クロスで全体を縦方向に拭き、その後横方向で仕上げると、ムラができにくくなります。
- スクイージーで水切り：上から下に一気に水を切るように動かします。毎回ワイパー部分を乾いたタオルで拭くと、よりきれいに仕上がります。
窓のサッシやフレームも忘れずに拭きましょう。ここはホコリや砂がたまりやすく、掃除を怠るとカビや虫の発生につながります。小さなブラシや綿棒を使うと、細かい隙間もきれいに掃除できます。
新聞紙やクロスを使った裏ワザ
新聞紙を使った窓掃除は、昔ながらの定番テクニックです。新聞紙のインクに含まれる油分がガラス表面をコーティングし、ツヤと撥水効果を与えます。軽く湿らせた新聞紙で全体を拭き、その後乾いた新聞紙で仕上げるだけで、拭き跡が残りにくく、透明感がぐっと増します。
マイクロファイバークロスも人気です。繊維が細かく吸水性が高いため、1枚で洗剤を使わずに汚れを落とせます。指紋や軽いホコリ汚れなら、水拭きと乾拭きの2段階だけで十分きれいに仕上がります。ポイントは「強くこすりすぎない」こと。力を入れすぎると繊維が摩耗して、逆にガラスに傷をつける恐れがあります。
また、新聞紙とクロスを併用すると、汚れ落ちの効率が上がります。まず新聞紙で大きな汚れを拭き取り、その後マイクロファイバークロスで細かい汚れや水分を拭き取ると、光沢のある仕上がりになります。
窓掃除をラクにする習慣
窓掃除を習慣化すれば、いつでもスッキリした部屋を保てます。おすすめは次の3つの習慣です。 1. 月1回の軽い掃除：水拭き＋乾拭きを月1回行うだけでも、頑固な汚れの蓄積を防げます。 2. 結露対策をセットで：冬場は結露を放置すると、サッシやパッキンにカビが発生します。朝起きたらすぐ乾いた布で拭き取る習慣をつけましょう。 3. 掃除しやすい配置を意識：窓際に家具やカーテンを密着させすぎると掃除が面倒になります。少しスペースを空けるだけでも作業しやすくなります。
さらに、掃除のタイミングを工夫するのもポイントです。例えば、週末の晴れた日に窓外側をまとめて掃除する、平日は内側だけ軽く拭くなど、無理のないルーティンを作ると長続きします。また、道具を常に手元に用意しておくことで、思い立ったときにすぐ掃除できる環境を整えましょう。
まとめ
窓掃除は「汚れの種類を理解して」「正しい手順で」「続けやすい習慣をつくる」ことが大切です。新聞紙やクロスを使えば、特別な洗剤がなくてもピカピカな仕上がりが実現します。月に一度の掃除を取り入れ、光の差し込む気持ちのいい空間を保つことが、家全体の清潔感アップにもつながります。掃除の際は安全面にも注意しながら、日常生活に無理なく取り入れられる習慣にしていきましょう。
